正倉院の染織品!!

正倉院に収納されている宝物(ほうもつ)の中でも染織品は他の金属、漆、ガラス、木製品に比べ著しい経年劣化があります。

今年の展示では例年にない地味な染織品が出ていましたのでご紹介します。

 

笛吹襪(ふえふきのしとうす)   楽舞演奏者の錦の足袋

 

半臂(はんぴ)   装束の内側に着用したもの

 

早袖(はやそで)  頭を通す簡素な作業着

 

腕貫(うでぬき)腕カバー

このような日常使いの衣服も数十点保管されているそうです。

決して美しいものではありませんが、幾つもの時代を越えた宝物に違いありません。

《写真は令和3年第73回正倉院展目録より》