ひとり分の着物ができる長さ(約12m)の布を反物(たんもの)といいます。
その幅は約40㎝です。
これは人間の肩幅と同じということです。
時代は紀元前まで遡りますが、世界各地で布を織るために考案された手織り機が図1のイラスト(染織の美 第28号100ページ 1984年京都書院より)のようなものです。
日本では弥生時代頃といわれています。
現在では、機械で3m以上の布幅を織ることができますが、日本の着物は、この布幅の文化を大切に守り続けている世界に誇れる民族衣装といえます。
☆イシチェル博物館はグァテラマにあります。