新年おめでとうございます!!

そして今日は成人式。

式典が終わり中庭で歓談する新成人の皆さんを撮らせていただきました。

京都新聞の記事によりますと、昨年のレンタル業者の事件の影響を受けてか、今年は振袖の購入や自前(母や祖母)の振袖を準備された方が増えたそうです。

和装業界も信頼の回復に向かってさまざまな見直しに取り組んでいます。

私も着物のある暮らしを楽しんでもらえるようにサポートしていきたいと思っています。今年もよろしくお願いします。

中学生職場体験学習(11/6~11/8実施)

今年は4名の2年生女子が当方を希望しました。

この3日間は中学校には登校せず、各自宅から直接来ることになります。

今年も身丈40㎝程のミニゆかたを縫ってもらいました。

また、予定より速く仕上がったので、プリント生地でポケットティッシュのケースも作りました。

どの子も手芸が大好きなようです!!

コートのお仕立て直し

今月、私のところに赤色の道行コートが2点やって来ました。

一つは生徒さんのもので、道中着に仕立て直されました。

もう一つは注文品で、赤色を抜色して写真の色に染替え、もう一度道行コートに仕立て直しました。

よく見ると同じ地模様だったので驚きました。

無地にすると格子柄が美しく浮かび上がります。

また、両方とも表地の幾何学的な格子柄に対して、肩裏地は日本情緒あふれる絵画的なものを合わせています。

おしゃれな肩裏はそのまま使うことにしました。

それぞれのお家で大切に受け継がれて行くことをうれしく思います。

半衿のつけ方講習会

9月24日大和高田市の市民交流センター(コスモスプラザ)のイベントで「美しい半衿のつけ方講習会」をしました。

この講習会は無料で実施しています。

次回、講習会の予定は31年1月28日(月)です。

真夏に冬支度

ご注文を受けて綿入袢天を仕立てました。

大島紬に真綿を入れたちょっと贅沢なものですが、寒い冬を暖かく過ごしてもらえそうです。

 

真綿(まわた)は「綿」という字を使っていますが、植物の綿ではありません。

繭(絹)をほぐして綿状にしたものという意味になります。

株式会社川島織物セルコン

 

川島織物は今年創業175年を迎えられます。

伝統的な帯の製作に留まらず、明治期より日本の室内装飾を牽引されています。

先日、和裁組合の行事で京都市左京区市原にある本社工場を見学しました。

本社は昭和30年代に西陣から移転したそうです。

圧巻なのは、幅25mの緞帳(どんちょう)を織る機(はた)です。

見学した日は、宝塚大劇場へ納める緞帳の仕上げ作業をされていました。

また、夏の高校野球100回記念大会で新調される三代目の大優勝旗も製作されました。

この優勝旗は7月30日まで京都高島屋(7F)に展示されています。

身近で拝見する機会など二度とないですから、是非出掛けようと思っています。

絞り染展

万博記念公園にある大阪日本民芸館で開催されている絞り染展に行って来ました。

藍の絞り染めが中心で、明治から昭和の時代の着物や裂、また現在作家の作品が展示されています。

どうしたら、こんな模様が表われるのでしょう?

絞って染める素朴な技法は古代に世界中で自然発生的に生まれたと言われています。

日本では100種類を超える技法があるそうです。

芝生にたたずむ太陽の塔、周りの木々も大きくなり可愛い感じです。

八掛付着物!!

袷でもなく、単衣でもない八掛だけをつけた仕立て方があります。

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紬などで仕立てると季節の変り目に重宝し、気軽に着用できます。

腰の位置までは袷になるように胴裏地を足して仕立てています。

袖には袖口布をつけますが振り側は三ツ折りぐけにしています。

☆関西では八掛ですが関東では「すそまわし」と言います。

藝術学舎

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藝術学舎は京都造形芸術大学が運営する一般に開かれた講座です。

多彩なジャンルで展開される藝術学舎の講座の一つ「浴衣の仕立て」の講師を担当して3年目になります。

染織コースの方はスクーリングで染めた絞りの浴衣を、他のコースや一般の方は市販の浴衣地で仕立てます。

いくつになっても、磨く、出合う。

集中演習は私も受講生の皆さんにとってもハードスケジュールですが、藝術学舎のキャッチコピーのとおり豊かな時間を過しています。