自分にぴったりの身丈(みたけ)とは?

女性は自分の身長と同じでOKです。

着物を着る時に、たくし上げて調節する「おはしょり」が、ちょうど頭の部分をプラスすることになります。

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男性は首のグリグリの所から足首のグリグリの下まで実寸を計りましょう。

肩や胸に厚みのある人、お腹まわりのふくよかな人はプラスアルファが必要です。

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モデルは全国スポレク大会なら’95のマスコットキャラクター「ことちゃん」

今も大切にしています。

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反物から仕立てる子供物のゆかた

和裁で子供物とは、身長120㎝ぐらいまで着られる着物(仕立て方)のことをいいます。

昭和の時代、子供物用の反物は、身長に応じて裁断してもらって購入することが出来ましたが、現在では大人用のゆかた地(一反)から比較的小さな柄を選んで仕立てています。

インターネット通販でも1~2才用の反物は柄も豊富に販売されていますが、それ以上の年齢のものは、好みもあって、なかなか難しいようです。

身長120㎝で約8m必要ですので、一反の2/3を使うことになります。

男物絞りゆかた生地(部分)

写真は、男物絞りゆかた生地(部分)

お気に入りの生地で仕立てる子供物のゆかた

お気に入りのキャラクターなどがプリントされた生地で、子供物のゆかたを仕立てませんか。かわいさも“ひとしお”です。

必要な用布(90㎝幅)は

1~2才用 身長×2の長さ

3~7才用 身長×2+(70㎝~1m)の長さ

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写真は2才用のゆかたです。

「くけ台」と「掛(か)け針」

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布に張りをもたせ「縫う」「くける」の作業を補助してくれる和裁の道具です。

和裁に限らず手縫いには必要な道具で、小学校で購入する裁縫箱にも入っていたのですが、意識の薄れからか、購入代金等の理由からか、何時の間にか裁縫箱から消えてしまいました。残念なことです。

くけ台は、座布団の下に敷いて使う本格的なものと、テーブルに取り付けて使う机上くけ台があります。

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布をはさむ蛙みたいな形をした金属製のものを掛け針といいます。

この名前って何?と思いませんか。針ってどこにもありませんから。

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実は金属製の便利なものが出来る以前は、写真のように、くけ台には輪にした紐を付けて置き、布にさした針に引っ掛けて使っていたからです。

検針器

お仕立ての仕事で最後に必要なものがこの検針器です。

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写真のように畳んだ着物をこの検針器の上でゆっくり動かします。

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針が入っているとブザーで知らせてくれます。

5mm程の金属片も感知する優れものです。

この検針器が無かったら仕事の始めと終わりに針の数をかぞえて確認するという方法しかありません。とても頼りになる相棒です。

針供養祭

今日は私の所属する大阪和服裁縫協同組合による針供養祭が大阪天満宮で行われました。

好天に恵まれ境内は多くの人で賑わいました。

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今回は報告になりましたが、折れたり曲ってしまった針は瓶などに入れ溜て置き、針供養祭に持って行きましょう。

全国各地の社寺では2月8日または12月8日に針供養が行われます。

 

 

 

手縫いに使う針の正式な総称は和針(わばり)といいます。これは明治時代になって定着した西洋文化のものと区別するためです。

因みに和裁もそれまで「きもの」「お裁縫」と言っていたのが「和服裁縫」となり、縮めて「和裁」となっています。DSCF9725

写真中央の包紙が昔から日本で使われてきた針で、私たち和裁士も使っているものです。

一~四の数字で太さや長さを表わしています。

近年は一般の方にわかりやすいように用途を表示したパッケージ(写真右端)で販売されるようになりました。

写真の左端は洋針で「メリケン針」と言います。

私の明治生まれの祖母は小麦粉のことを「メリケン粉」と言っていたのを記憶しています。

洋針が現在も「メリケン針」と表示して販売されているのもおもしろいですね。

How to 運針 !!

運針というと針を持っている右手(利き手)を動かしているようなイメージがあると思いますが、実は左手が動いています。

まず、右手の中指に指皮(指貫)をはめ、針のメド(穴の空いた方)とほぼ直角になるように当てます。DSCF9448

右手はこの状態をキープしながら左手を大きく上下に動かします。

布が大きく動くので、それに従って右手の親指と人差し指が代わる代わる動くことになります。

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つまり、主導権は左手にある訳です。

針を持つ右手が優先され、左手がほとんど動いていない運針では

右手に力が入り、針が折れたり、親指や手首を痛めることもあります。

パッチワークのパーツなど小さなものを縫う時も、意識して左手を動

かすようにすれば、疲れずきれいに縫えますよ。

中学生の職場体験

地元の中学校の職場体験学習を受け入れています。

今年は11月4日~6日に3名の生徒さんが来られました。

いつもミニサイズ(約40㎝)のゆかたを実習しています。

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こちらが「のぼり旗」です。↓  着物の布幅(3)をご覧ください。

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カルチャーセンター

月3回、月曜日は、大和高田市にあるカルチャーセンターで

和裁教室の講師をしています。

写真は、作品発表会の様子です。DSCF8858

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生徒さん達は、ご自身の着物や家族の着物を楽しみながら縫っています。 DSCF8857