染め替え

長年着ていた小紋の着物ですが、八掛の裾も傷んできたし、赤い色も派手な感じになってきたので染め替えることにしました。

DSCF0632

京染屋さんには京染組合が作成した見本帳(モデルさんが着用した立派な写真集)があります。

今回、私はバラの花をデザインした柄を選びました。

DSCF2849

このように全く違う柄に染め替えることが出来ます。

染代は3~4万円程(ご参考)です。

ご依頼いただくお仕立て物の合間に自分のものも仕立てて、新しくリフレッシュした着物を楽しみたいです。

十三参りの着物

4月13日は十三参りの行事が行われます。(周辺の土日を含む)

これは数えで13歳になった時に厄を払い、知恵を授けていただけるように虚空蔵菩薩さまにお参りするというものです。

京都嵐山の法輪寺が有名ですが、奈良でも弘仁寺(奈良市虚空蔵町46)で行われます。

この年齢になると本裁ち(大人用の着物の仕立て方のこと)に肩あげをして着用します。まだ成人ではない、あどけなさを表すという意味も含んでいます。

しかし、現在では体格も良くなっていますので、裄がぴったりな場合は柔軟に対応すると良いでしょう。

十代の方には着物の格やしきたりをあまり気にせず、気軽に着物デビューをしてほしいと思います。

高田教室始めました

大型商業施設建て替えのため、講師をしていたカルチャ―教室は閉会しますが、生徒さんたちと新たな会場で和裁教室を継続することになりました。

南向きの明るい会議室で気持ちも新たに充実した時間を共有できそうです。

DSCF2537

2月8日は針供養祭が開催されます!!

2月8日は大阪天満宮の境内で、大阪和服裁縫協同組合主催の針供養祭が行われます。午前10時~12時

折れたり、曲がってしまった針(ミシン針もOK)をお持ち下さい。

使い終わった 針に感謝しましょう。

当日は和裁用具の販売もしています。(私はここの担当です)

着物や帯、小物類のバザーもあります。

もちろん、お針をお持ちでない方も、季節の行事を楽しみにお出かけ下さいネ。

DSCF9981DSCF9979

《写真は昨年の風景》

 

☆追記

好天に恵まれたくさんの方が参拝されました。

DSCF2464DSCF2472

 

あけましておめでとうございます

今年もお仕立て・お直しや和裁教室のお稽古を通して

皆様の「着物大好き」をサポートさせていただきます

本年もよろしくお願い申し上げます

平成二十九年 元旦  森和裁工房

 

日の出(伊勢 二見浦)2017.1.1 AM7:15  撮影

dscf2082dscf2025dscf2039dscf1798

 

 

 

 

 

 

 

中学生職場体験 2016

11月8日~10日、今年は4名の生徒さんを受け入れ、例年どおり約40㎝のミニゆかたを製作してもらいました。

担当された男性の先生は、ほんとうに仕上げることが出来るのかとても心配されていましたが、最終日の午後、出来上がったかわいいきものを見て生徒さんたち以上に感動されていました。dscf1687

dscf1688

人形の着物

人形作家 江村あるめ さん の依頼で、人形の着物と帯を制作しました。

dscf1046dscf1044

着物の身丈は55㎝程と小さい寸法ですが、重ね着を付けて本格的に仕立てています。

着付けも糸などでとめずに私たちが着るのと同じように着せています。

衿襦袢も着ていますよ。

江村さんと着物の寸法や色合わせを相談しながら楽しく仕立てることが出来ました。

emuraarume02emuraarume01   人形の写真撮影は江村さんです。

お宮参りの祝い着を七五三用に直す

お宮参りの祝い着は古い時代からの装束に則り、袖口側が大きく開いた「広袖」という形になっています。

dscf1048

七五三の晴れ着にするには、袖口の下を縫い、袖底に丸みを入れた袖の形に直します。

現在まで受け継がれたこの袖の形を、専門的には「広袖」に対して「小袖」といいます。

dscf1053

ピンクの重ね着の衿には、子供用の刺繍の入った半衿をかけます。

着丈と着裄(きゆき)をはかり、身あげ、肩あげをします。

紐の位置もお子様の成長に合わせて、少し下に付け替えます。

dscf1051

浴衣を自分で手洗いしましょう

浴衣を写真のように袖だたみにしてタライや洗たく槽の中に入れます。

おしゃれ着洗いの洗剤を薄めに入れてやさしく手で押し洗いにします。

2~3回手で押しながらすすぎます。

ソフトな液体のりでのりづけし、軽く脱水します。DSCF1012

☆最後まで、浴衣は初めにたたんだ形をキープするのがポイントです。

 

物干しさおに写真のように掛けます。DSCF1009

袖がだらりとならないように洗たくバサミで留めます。

時間を見計らって反対向きに干します。

 

半乾きになってから、きものハンガーに吊るします。DSCF1011

 

洗えるきものや襦袢もこのように洗たくすると生地の風合いも傷めず、洗たくによる小じわも少ないので、軽いアイロン仕上げでOKです。

 

仕立て上がり(既製品)のゆかた

きものを楽しむ初めの一歩として最適なアイテムがゆかたです。

仕立て上がりのゆかたも安価なものから上質なものまで数多く販売されるようになりました。

思い立ったらすぐに着用できるのがいいですね。

でも、表示サイズが大まかですので購入する時に注意しましょう。

ご自分の身丈に合っていないと着付けにも手間どりすっきりと着こなせません。

ゆかたの身丈なおしは、2,000円で承っていますのでお気軽にお問い合わせください。