今月の初旬、久しぶりに長谷寺に参詣しました。
庭の牡丹の花は咲き終わっていましたが、鉢植えの花は美しく咲き誇っていました。
牡丹の花は獅子と一緒に描かれ、古くから調度品などの図案に用いられています。
刺青のイメージもありますね。
百花の王である牡丹と百獣の王である獅子の縁起の良い組み合わせ。
また、「獅子身中の虫」の諺からの由来との説があります。
写真のショールは、大正15年生まれの伯母から頂いたビロードのショールです。
時代背景もあり、女性の着物や帯にも、牡丹と獅子の図案が多くあったと聞いています。
(ショールのフリンジと裏地は新しくしています。)