先日、乗車した新しい車輌の近鉄特急(大阪難波―名古屋間運行)は、中に入ると座席の生地が七宝文様になっていました。
外国からのお客様を意識されてのことでしょうか。
このような和の文様を採用されたのは初めてだと思います。
七宝もこれまで紹介した文様と同じく、吉祥文様になります。
名称の由来はちょっと変ですが、四方が連続する繁栄の意味があり、おめでたい文様の「四方」が「七宝」に訛ったのではないかと考えられています。
本来の七宝(七種の宝物)とは、金、銀、瑠璃(るり)、瑪瑙(めのう)、真珠、白珊瑚、水晶のことです。