奈良芸術短期大学の公開講座(日本画)を受講しました。
絵を描くのが「好き」とまではいきませんが、このような機会にキャンパスの門をくぐると学生気分に戻り、いい刺激になります。
こちらの大学では絵のモデルさんとして、美しい鳥が数羽飼育されています。
禽舎に近づくと、白い孔雀が止まり木に乗って、人懐っこい目で私を見つめてくれました。
<羽根を広げた写真は入学案内の冊子より>
奈良で和服のお仕立て・お直しなら森和裁工房(奈良県磯城郡田原本町)
歌手の橋幸夫さんがこの春京都芸術大学通信教育部に入学され、入学式に黒紋付の和服で出席されました。
紋はご自身の父母両家の家紋を組み合わせたオリジナルなもので芸紋としてデビュー当時から使われているそうです。
また、家紋に限らず、校章・社章・市町村章などの紋章も共同体の象徴として私たちの身近にあります。
紋は動植物を図案化したものが多く、日本人が古代から自然と融合して文化を築いてきた事が分かります。
紋を衣服や道具類に付けることで「何かを意識する」ことが大切なのかなと思います。
地元に本店のある信用金庫のカレンダーに、針に糸を通す女性の絵がありました。
日本を代表する女流画家上村松園(明治8年~昭和24年)の作品で、題名は「娘」です。
裁縫は必須の女性の教養でした。
上村松園さんは晩年、一般女性の日常生活を格調高く描いています。
☆過去の投稿も参照ください。関連記事 2019年6月 身支度
2019年6月 – 奈良 和服のお仕立て・お直し 森和裁工房 (mori-wasai.com)
奈良中央信用金庫 2021年カレンダー
「娘」昭和17年 山種美術館所蔵
左の絵 「夕暮」昭和16年 右の絵 「晩秋」昭和18年
京都府立鴨沂(おうき)高校所蔵 大阪市立美術館所蔵